2013Spring/Summer ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)のコレクションが9月9日に行なわれました。今までの吸い付くかのようなボディフィットされた服達はやや影を潜め、袖周りや腰の辺の布使いにゆったりした雰囲気を取り入れていました。
カラーパレットはモノトーンに朱赤をプラス。カッティングもシャープなボックス型を多用したり、カッターで切ったかのようなディテールを入れた事により、少しジャポネスク感を感じられるミニマムデザインとなっていました。
肩ひもを二重にして少しずらすデザインは今シーズンのポイントとなる部分ですが、こういったディテールで女性らしさを取り入れているのって、『セリーヌあたりの真似っこじゃないのよ』と考えているヴィクトリアの価値観が伺えます。ゆとりがありつつも、ウェストを絶対にマークし絞るあたりも、彼女のオリジナリティが生かされているように思いました。
シューズは全てマノロ・ブラニクを使用しているそうですが、ビクトリアお決まりのピンヒールを合わせなかったのも今回の注目すべきところ。ぺったんこヒールを提案するなんて、育児に追われながらデザインをする多忙なヴィクトリアだからこその発想転換だったのかもしれませんね。
シンプルで実用性を重視するニューヨークコレクションにはぴったりハマっている感じ。
About fashion photographs, beauty, supermodels,a high fashion trend and the Hollywood gossip.
2012/09/29
2012/09/18
マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs) 2013 Spring/Summer は、ストライプパターン攻め!
2013年の春夏コレクションもニューヨークが終わりロンドンコレクション真っ最中。やっぱりというか流石というか、見返してみるとマーク・ジェイコブスが良くも悪くも目だってました。モードを引っぱると言う意味では右に出るもの無しの存在感で今回もニューヨークのベストという印象でした。
前回秋冬のビックなシルエットは影を潜め、どちらかというとボディにフィットしたフォルムが多く、腰の位置などはやや低めに設定されていました。コーディネートの多くは、さまざまな幅のストライプ模様を使い、マークお得意のレトロフューチャーで攻め姿勢!
二年前の秋冬や、先シーズンのヴィトンで水玉パターンをやりきったのか、昔からあるストライプ模様ふんだんに取り入れ、それがなんだか新鮮に見えてしまうのも不思議でした。ラストのイカ風ドレスは好き嫌いがあるものの、ダルメシアン柄のワンピやシャイニーな質感のワンピース、ツーピースも可愛くて素敵。大振りな縦ストライプの裾をラウンドしてカットしている(写真二段目左2枚目)のはマークらしさをもの凄く感じさせ、次の春夏には多くのデザインパクリが出回る事間違い無しの予感です。
そしてヘアメイクでも見てわかる通り、アンディー・ウォーホルのミューズでもあったイーディ・セジウィックを大々的にオマージュ。60年代のパーティガールを見事現代に蘇らせ、かつモダンなアプローチは流石マーク!と言わざるを得ない出来栄えでした。イーディって私服でもストライプ模様を多く取り入れてて、まさに今回のテーマという感じ。
現在ではプラチナチケットのマーク・ジェイコブス。実際こんなコレクション見れたら大興奮なんだろうな〜。バックステージとかにも潜入してみたい!
前回秋冬のビックなシルエットは影を潜め、どちらかというとボディにフィットしたフォルムが多く、腰の位置などはやや低めに設定されていました。コーディネートの多くは、さまざまな幅のストライプ模様を使い、マークお得意のレトロフューチャーで攻め姿勢!
二年前の秋冬や、先シーズンのヴィトンで水玉パターンをやりきったのか、昔からあるストライプ模様ふんだんに取り入れ、それがなんだか新鮮に見えてしまうのも不思議でした。ラストのイカ風ドレスは好き嫌いがあるものの、ダルメシアン柄のワンピやシャイニーな質感のワンピース、ツーピースも可愛くて素敵。大振りな縦ストライプの裾をラウンドしてカットしている(写真二段目左2枚目)のはマークらしさをもの凄く感じさせ、次の春夏には多くのデザインパクリが出回る事間違い無しの予感です。
そしてヘアメイクでも見てわかる通り、アンディー・ウォーホルのミューズでもあったイーディ・セジウィックを大々的にオマージュ。60年代のパーティガールを見事現代に蘇らせ、かつモダンなアプローチは流石マーク!と言わざるを得ない出来栄えでした。イーディって私服でもストライプ模様を多く取り入れてて、まさに今回のテーマという感じ。
現在ではプラチナチケットのマーク・ジェイコブス。実際こんなコレクション見れたら大興奮なんだろうな〜。バックステージとかにも潜入してみたい!
2012/09/09
Vogue Italia 2012年9月号「Face The Future」
イタリアン・ヴォーグ(Vogue Italia)と言えばスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)。スティーブン・マイゼルと言えばイタリアン・ヴォーグと言うくらい、何十年もの間、表紙と巻頭写真を撮っているマイゼル様ですが、ここ最近は一時期の落ち目っぷりは何だったのかというくらい、エディトリアルがやる気みなぎってて素晴らしい。
今回の2012年9月号においても、そのコンセプトのユニークさ、スタイリングの面白さ、スーパーモデルのキャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)を起用しつつも、顔をほとんど写さない贅沢さなど、ファンの期待を裏切らない弾けっぷり!
本気で夢に見そうなくらい、衝撃のストーリー。表紙と最初のページだけキャロリンの顔が見れますが、他のカットは全てお面をかぶった状態での撮影。現在は世界中で整形手術が当たり前となり、ハリウッドスターの女優の多くは目鼻立ちの野暮ったさをお直ししたり、そこまでやらずともボトックスなどでシワを取ったりしています。整形って一回やってしまうと他の場所が気になってしまうみたいで、多くの整形経験者は繰り返し手術を行なってしまうようで、回数重ねた人ってみんな同じようなツッパリ感で人相も似てくるのか猛烈にホラー。
果たして未来のファッションには、帽子やバッグや服と同じように、シーズンやTPOで顔も入れ替えたりしているんでしょうか?なんだか人格が無くなりそうでちょっと怖いですね。
ファッションの最先端で活躍するスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)と、スタイリストのカール・テンプラー(Karl Templer)からの皮肉のこもったメッセージストーリーでした。
今回の2012年9月号においても、そのコンセプトのユニークさ、スタイリングの面白さ、スーパーモデルのキャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)を起用しつつも、顔をほとんど写さない贅沢さなど、ファンの期待を裏切らない弾けっぷり!
本気で夢に見そうなくらい、衝撃のストーリー。表紙と最初のページだけキャロリンの顔が見れますが、他のカットは全てお面をかぶった状態での撮影。現在は世界中で整形手術が当たり前となり、ハリウッドスターの女優の多くは目鼻立ちの野暮ったさをお直ししたり、そこまでやらずともボトックスなどでシワを取ったりしています。整形って一回やってしまうと他の場所が気になってしまうみたいで、多くの整形経験者は繰り返し手術を行なってしまうようで、回数重ねた人ってみんな同じようなツッパリ感で人相も似てくるのか猛烈にホラー。
果たして未来のファッションには、帽子やバッグや服と同じように、シーズンやTPOで顔も入れ替えたりしているんでしょうか?なんだか人格が無くなりそうでちょっと怖いですね。
ファッションの最先端で活躍するスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)と、スタイリストのカール・テンプラー(Karl Templer)からの皮肉のこもったメッセージストーリーでした。
2012/09/04
アレッサンドロ・パロンボ(aleXsandro Palombo)による、超ブラックなカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のイラスト
シャネルのデザイナーであり、生きているのにすでに伝説となりつつあるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)様。白髪をポニーテールにし、モノトーンの細身スーツを着こなすルックスは、アイコン度数がかなり高めで、世界的イラストモチーフにされることも日常茶飯事。
イラストレーターであり、アートディレクターのアレッサンドロ・パロンボ(aleXsandro Palombo)は、そんなカール様をブラックユーモア満載でイラストに描き起こす天才アーティスト。ヘタウマなタッチでさらりと表現するシチュエーションは笑えるものばかり。アメリカンヴォーグの編集長、アナ・ウィンターや、名物デザイナー達なども登場させ、ファッション業界激震のブラックユーモア連打に、見ている方が冷や汗状態。
左はネズミに扮したカール様も笑顔でつまむジョン・ガリアーノ!真ん中はシャネルのキルティングバッグを振り回す、ギャング系なカール様。腰の入り具合がとてもお洒落。右はシャネルマークの入ったレアなオムツを穿くカール様!笑顔ナイス。
左はUSヴォーグ編集長のアナ・ウィンターとバイオリン二重奏。ボブのウィッグが外れるというアクシデントもいたってクールなカール様。
スタイリストのカリーヌ・ロワトフェルドをお尻ぺんぺんしているカール様。SMチック。
最後はディオールの広告に赤線をつけてCHANELと書き直してご満悦なカール様。結構ギリギリモード。
絵が上手い人が下手に描いているのか、下手なんだけど上手く見えているのか定かではないですが、イラストモチーフが強烈なだけあり、凄いインパクトの連続でした!こういうのってクレームとか来ないのかなって庶民は思ってしまいますが、これくらいで帝王が降臨してきたりしないんでしょうね。
アートディレクターだけあって、白バックの中での構図配置や、原色をぴりりと使用する色彩感覚が素晴らしく、何か見ている人を惹き付ける要因なのかもしれないです。
イラストレーターであり、アートディレクターのアレッサンドロ・パロンボ(aleXsandro Palombo)は、そんなカール様をブラックユーモア満載でイラストに描き起こす天才アーティスト。ヘタウマなタッチでさらりと表現するシチュエーションは笑えるものばかり。アメリカンヴォーグの編集長、アナ・ウィンターや、名物デザイナー達なども登場させ、ファッション業界激震のブラックユーモア連打に、見ている方が冷や汗状態。
お決まりの黒いサングラスを赤に変えて、真っ赤な口紅を塗っているカール様。実際あり得ないシチュエーションだけど、影で絶対やってそうと思わせる仕草が見ていてなんだか面白い!どことなく頼りなさそうでひょろっとしたアウトラインが良い味出しています。
左はネズミに扮したカール様も笑顔でつまむジョン・ガリアーノ!真ん中はシャネルのキルティングバッグを振り回す、ギャング系なカール様。腰の入り具合がとてもお洒落。右はシャネルマークの入ったレアなオムツを穿くカール様!笑顔ナイス。
シュノーケル使ってみたけどバケツじゃ泳げなくって、淋しそうにひとりぼっちでいるカール様。さらにワインのコルク抜いたら、自分に直撃なカール様!その後はめげずに巨大グラスに入ってワインを浴びるカール様!どれもファンタジー炸裂。
こちらはデザイナーのトム・フォードとの競演で、サーフィンを楽しんでいるトム・フォードを激撮しているカール様。この至近距離でもポーカーフェイスなのは流石モードの帝王。
真ん中はカール様のお葬式での一コマ。カメラマンのマリオ・テスティーノとデザイナーのマーク・ジェコブスがお悔やみに。
右のは動物虐待中にポージング中のカール様。
左はUSヴォーグ編集長のアナ・ウィンターとバイオリン二重奏。ボブのウィッグが外れるというアクシデントもいたってクールなカール様。
スタイリストのカリーヌ・ロワトフェルドをお尻ぺんぺんしているカール様。SMチック。
最後はディオールの広告に赤線をつけてCHANELと書き直してご満悦なカール様。結構ギリギリモード。
絵が上手い人が下手に描いているのか、下手なんだけど上手く見えているのか定かではないですが、イラストモチーフが強烈なだけあり、凄いインパクトの連続でした!こういうのってクレームとか来ないのかなって庶民は思ってしまいますが、これくらいで帝王が降臨してきたりしないんでしょうね。
アートディレクターだけあって、白バックの中での構図配置や、原色をぴりりと使用する色彩感覚が素晴らしく、何か見ている人を惹き付ける要因なのかもしれないです。
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