2013Spring/Summer ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)のコレクションが9月9日に行なわれました。今までの吸い付くかのようなボディフィットされた服達はやや影を潜め、袖周りや腰の辺の布使いにゆったりした雰囲気を取り入れていました。
カラーパレットはモノトーンに朱赤をプラス。カッティングもシャープなボックス型を多用したり、カッターで切ったかのようなディテールを入れた事により、少しジャポネスク感を感じられるミニマムデザインとなっていました。
肩ひもを二重にして少しずらすデザインは今シーズンのポイントとなる部分ですが、こういったディテールで女性らしさを取り入れているのって、『セリーヌあたりの真似っこじゃないのよ』と考えているヴィクトリアの価値観が伺えます。ゆとりがありつつも、ウェストを絶対にマークし絞るあたりも、彼女のオリジナリティが生かされているように思いました。
シューズは全てマノロ・ブラニクを使用しているそうですが、ビクトリアお決まりのピンヒールを合わせなかったのも今回の注目すべきところ。ぺったんこヒールを提案するなんて、育児に追われながらデザインをする多忙なヴィクトリアだからこその発想転換だったのかもしれませんね。
シンプルで実用性を重視するニューヨークコレクションにはぴったりハマっている感じ。
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