2013/07/26

Calvin Klein Underwear campaign for fall 2013

長らくこのブログから遠ざかっていましたが、クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)がカルバン・クライン(Calvin Klein)のキャンペーンに復活という大事件を目のあたりにして、やっと投稿気分が舞い戻ってきました。

1988年にアーヴィング・ペン(Irving Penn)が撮影したカルバン・クラインのキャンペーンで、初めてクリスティがキャスティングされ、その後何十年とイメージモデルを務めて来たクリスティ。永遠の意味を持つエタニティの香水キャンペーンでの美しさは現在も健在で、むしろイケイケだった若い時より魅力倍増し、にじみ出る品と美しさを放っています。

そんなクリスティ、ここ数年はカルバンクラインからは離れていたのですが、アンダーウェアの広告で大復活!しかもカルバンクラインとは切っても切れないカメラマンのマリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)とのミラクルコンビ。
カルバンクラインの広告では、スティーブン・マイゼルや、ピーター・リンドバーグとのコンビネーションのほうが多かったように思いますが、90年代にカルバン・クラインの急成長には外せない二人がドッキングし、モダンでセクシーでミニマムというブランドの世界観を見事表現したビジュアルが公開となっています。






身震いがするほど、衰えを知らないクリスティのボディラインや、ダイヤのカットのように美しいチークボーンからのフェイスラインのフォルムも見事。ヨガによるしなやかな筋肉のうごきまでもがエレガントで、非の打ち所のない44歳の現役モデル。

そしてプエルトリコで撮影されたと言われているこのビジュアルは、光と影の遊びを上手にコントロールして絵作りをしたと思われる、グラデーションの美しいモノクロームが新鮮。コントラストを付け過ぎず、そして濁らせ過ぎずのまさにカルバンクラインモダン!ここ数年、マリオ・ソレンティは自然とともにヌードの撮影が評価が高く、パリヴォーグなどで作品を撮っていますが、お得意のダイナミックな色彩やコントラストを押さえた仕上げが、広告としての品位をあげているように感じました。


下の画像は1995年〜2000年前までのカルバンクラインの下着広告。20代だろうが、40代だろうが、美しさが際立つためにエロティックさがあまりなく、どんなにシンプルに撮ってもモダンな印象が表現出来る唯一無人の存在。




クリスティ、他のスーパーモデル達と違って、コンスタントにビックメゾンに起用され続けていますが、この秋冬もプラダ、ジミー・チュウなどでも見る事が出来、20年近くクリスティファンを続けている自分にとっては、猛烈に嬉しいシーズンです。


こちらは撮影時だと思われる、クリスティとソレンティのツーショット。
男性と並ぶと華奢ですね〜。

本当に一度でいいから、お会いしたい♥