2012/09/04

アレッサンドロ・パロンボ(aleXsandro Palombo)による、超ブラックなカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のイラスト

シャネルのデザイナーであり、生きているのにすでに伝説となりつつあるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)様。白髪をポニーテールにし、モノトーンの細身スーツを着こなすルックスは、アイコン度数がかなり高めで、世界的イラストモチーフにされることも日常茶飯事。

イラストレーターであり、アートディレクターのアレッサンドロ・パロンボ(aleXsandro Palombo)は、そんなカール様をブラックユーモア満載でイラストに描き起こす天才アーティスト。ヘタウマなタッチでさらりと表現するシチュエーションは笑えるものばかり。アメリカンヴォーグの編集長、アナ・ウィンターや、名物デザイナー達なども登場させ、ファッション業界激震のブラックユーモア連打に、見ている方が冷や汗状態。


お決まりの黒いサングラスを赤に変えて、真っ赤な口紅を塗っているカール様。実際あり得ないシチュエーションだけど、影で絶対やってそうと思わせる仕草が見ていてなんだか面白い!どことなく頼りなさそうでひょろっとしたアウトラインが良い味出しています。



左はネズミに扮したカール様も笑顔でつまむジョン・ガリアーノ!真ん中はシャネルのキルティングバッグを振り回す、ギャング系なカール様。腰の入り具合がとてもお洒落。右はシャネルマークの入ったレアなオムツを穿くカール様!笑顔ナイス。


シュノーケル使ってみたけどバケツじゃ泳げなくって、淋しそうにひとりぼっちでいるカール様。さらにワインのコルク抜いたら、自分に直撃なカール様!その後はめげずに巨大グラスに入ってワインを浴びるカール様!どれもファンタジー炸裂。



こちらはデザイナーのトム・フォードとの競演で、サーフィンを楽しんでいるトム・フォードを激撮しているカール様。この至近距離でもポーカーフェイスなのは流石モードの帝王。

真ん中はカール様のお葬式での一コマ。カメラマンのマリオ・テスティーノとデザイナーのマーク・ジェコブスがお悔やみに。

右のは動物虐待中にポージング中のカール様。



左はUSヴォーグ編集長のアナ・ウィンターとバイオリン二重奏。ボブのウィッグが外れるというアクシデントもいたってクールなカール様。

スタイリストのカリーヌ・ロワトフェルドをお尻ぺんぺんしているカール様。SMチック。

最後はディオールの広告に赤線をつけてCHANELと書き直してご満悦なカール様。結構ギリギリモード。



絵が上手い人が下手に描いているのか、下手なんだけど上手く見えているのか定かではないですが、イラストモチーフが強烈なだけあり、凄いインパクトの連続でした!こういうのってクレームとか来ないのかなって庶民は思ってしまいますが、これくらいで帝王が降臨してきたりしないんでしょうね。

アートディレクターだけあって、白バックの中での構図配置や、原色をぴりりと使用する色彩感覚が素晴らしく、何か見ている人を惹き付ける要因なのかもしれないです。

2 件のコメント:

  1. 確かにモチーフとして最強の個性のお方、そこに惹かれる。

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    1. コメントありがとうございます。
      カール様、前代未聞の個性的な方ですものね。
      存在自体がパワフルだから、イラストになっても強いですね。

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