最近は名前もわからないようなニューフェイスモデルを起用し続けていたプラダですけど、今回は新人に混じって半数は歴代スーパーモデルが登場。特にデザイナーのミウッチャお気に入りのアンバー・バレッタ(Amber Valleta)の返り咲きには心トキメキました!
そしてコレクションでも常連だったエイジレスモデル代表のカースティン・オーウェン(Kirsten Owen)や、髪さえ巻けばいつでもモンローになれるエヴァ・ヘルツィゴヴァ(Eva Herzigova)、現在のスーパーモデルであるラケル・ジーマン、サーシャ、サスキアなどなど、無視出来ないスターモデルが盛りだくさん。
さすがビッグメゾンのキャスティングは違うなあと見せつけられた展開です。
アンバー・バレッタ(4枚目の左側黒ワンピの人)のぎっくり腰でやっと立ち上がったかのようなボージングがヤル気なくって大好き。さすが長年プラダガールを務めたモデルだけあって、プラダのお色気の省き方を熟知してらっしゃる感じ。
エヴァ(一枚目の右の人)も若い時はいつまでもモンロー演じさせられてて、プラダとは対極のメゾンにしか相手されなかったかと思うんだけど、アラフォーになって頬も痩せこけ、いい感じに老けたのが良かったよう。ショートバングスまで付けられちゃって、見事にプラダガールになりきっています。
カースティン・オーウェンに関しては、もうロボットなのではないかと思うくらい90年代初頭からお顔も体形も変わっておらず、2013年も見事な脱力系ポージングで復活!いつの時代にもどんなモデルとも意外に相性良く馴染めるのもカースティンのモデル力の素晴らしさ。彼女を見かけると、90年代のヘルムート・ラングを思い出します。1970年生まれの42歳!
写真はスティーブン・マイゼル様が今回もご担当されて、ヤル気のない単調なポートレート風がやけにマッチして素敵に感じました。逆にスーパーモデルキャスティングしてしまうと、素材を素敵に撮ってあげたい気持ちが出て来るとおもうので、変な建て込みのセットに入れるよりは良かったのではないかと思いました。
以下はプラダ恒例の靴や小物カットメインのアド。こういうの見る度に、マイゼル様の構成力のハンパないクオリティの高さを否応無しに見せつけさせられ落ち込みます。小物の構成や足だけが写るカットでここまで素敵に撮れるの、本当に凄い。
プラダと言えば、アンバーの次にプラダガールを務めたアンジェラ・リンディバルも印象的だったし、2000年以降はダリア・ウェーボウィもプラダの顔として大活躍だったので、この路線で秋冬も行くのであれば、是非彼女達も出して欲しい〜。
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