年齢が10歳程ちがうので写真を撮った時の時代性は無視して、似てる表情で集めてみました。
こちらは意外にも仲良しな演出をしているお二人、向かって左がスーパーモデルの元祖女王リンダ様。そして向かって右がバイオハザードの主役で11歳からモデルもやっているミラ。おそらくこれはロレアルのパーティでの一コマだと思いますが、瓜二つと言っておきながらこの状態だとあんまり似てないですね。。。
で、こちらが二人とも契約をしているロレアルのキービジュアルでのカット。お顔も似ているのにほぼ同じポージングをさせるなんて、なんか作り手側に企んでいる人がいそうな感じ。ロレアルお決まりのエアースプレー多用のレタッチで肌質などは感じ取れませんが、爬虫類を思わせる反り返った上唇はこの時点でかなり似ています。
この域までヘアメイクで作り込まれると、よっぽどこの二人を知っている人でなければ、同一人物と思ってしまうのではないでしょうか?目のつり上がり具合、半開きの口元から見える歯の分量までかなり近い状態。基本男顔な二人なので、この手のリーゼントはすこぶる似合ってしまうので作られがち。リンダのほうが、お直しとレタッチの分量が多そうで、肌質は固そうに写っていますね。
これはプライベートでの写真比較。リンダが可哀想なくらい眩しい顔になってしまいますが、この写真に関しても、そり込み部分の禿げ上がり方や、小鼻のつり上がり加減など、似ているとこが多く発見出来ます。 アゴのフォルムなんかも相当近いかも。
こういった男前の顔立ちの二人ですが、揃ってボブベースの可愛いウェーブヘアで登場。チークの分量も合わせてお揃い感増してますが、ミラのほうが眉毛を鋭角に描く傾向があるけど、リンダ程強くみえないのは、目が少しリンダより垂れているから? 甘辛な雰囲気で、二人ともチャーミング。
リンダはシャネル、ミラはセリーヌのアイウェアの広告に登場のお顔です。これはかなり姉妹と言っても言い過ぎではない程、輪郭のアウトラインやパーツのディテールがそっくりさん!唇がやっぱり激似。
程よく女性的なヘアメイクを施されている二人。この写真だけで比較すると、ミラノ方が少し幼く腫れぼったい感じ。リンダは1つ1つのパーツの完成具合と0.1ミリ単位で精工していると思われる配置が素晴らしい。鼻の穴はエグレかえっていてむしろ欠点と言わざるを得ないフォルムであるものの、それをダメと言わせない圧倒的なパワーを持つリンダ。ミラはリンダと同じようなパーツではあるものの、若干オブラートに包まれた滑らかさで丸みを感じるディテール。だからこそ、完全モデルではなく女優の世界でも通用出来ているのかもしれません。
最後は、カメラマンは両者同じくピーター・リンドバーグ。リンドバーグはこの二人を良く撮影している事でも有名ですが、男っぽいヘアメイクにして撮る事も多く、二人ともはまり役。リンダのほうは時代性もあり、バブリーな演出。ミラはロックの要素が入り、ブラピ的な廃退感。似ている似てないというよりは、男装が見事ハマるのが共通点。
ファッションの撮影では、モデルを往年の女優に変身させたりするのは良くある事なのですが、もともとのパーツが似ている二人のそれぞれの存在位置が見ていて面白いです。
最近は元祖スーパーモデルと、現代のトップモデルが似ている場合も多く、またの機会にまとめてみようと思います。
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