一ヶ月程前に行なわれた、デザイナー、マーク・ジェイコブス本人のコレクションはストライプオンパレードだったのに対し、ルイ・ヴィトンのほうは格子柄多用で60年代という時代テーマは同じアプローチ。フォルムもクレージュを思い起こすような四角いシルエットや、ボックス型スカートやワンピが続出で、60年代にタイムスリップ。
細かいダミエから大振りなダミエまで、様々なサイズ展開。カラーパレットは白と黒を基調に、フューシャイエローやグリーンを差し色にしてクレージュ感を彷彿とさせていました。
アクセントとして花柄のシルエットが出て来ましたが、そんなの忘れてしまうくらい、ダミエ柄一押しのコレクションで、間を交互に切り抜いたシースルーダミエまで!!!
個人的にはドレスの提案がほぼなかったのが残念なところ。形もボックス系のデイウェアばかりだったので、もう少しレッドカーペットでも通用するようなドレスも見てみたかったな〜なんて。
バッグはさすがのルイ・ヴィトンだけあって、ヴェルニ加工されたダミエが施されたスピーディーや、箱形のバッグは人気沸騰間違いなしの可愛さ。遊びだけでなく、フォーマルな席にも対応可能な上品さを醸し出しているのは、ルイ・ヴィトンという巨大メゾンの力量のように感じました。
ブロックチェックで思い出したのが、1995年のヴェルサーチ(Versace)。この年はジャンニ・ヴェルサーチが幾何学模様に凝っていて、クチュールもプレタも60年代炸裂でした。
マーク・ジェイコブスの色気を排除したクリーンなデザインとは対局で、60年代風な幾何学模様でも官能的に見せているのが比べると面白いです。(写真は1994〜1995年のもの)
写真よりムービーものほうが、エキサイティング!会場には四台のエレベーターが配置され、わずか6分で終わったというコレクションにここまでお金をかけているのも、この時代に凄い事です。
ヴィトンのコレクションラインって、猛烈に値段が高いんですよね〜。(バッグ30万とか、、、。)
欲しいけど、宝くじ当たるまで買えません。
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