そんなマドンナ様、もちろん音楽業界だけでなく、ファッション業界にも大変人気を博しており、トップメゾンの広告ビジュアルに登場する事もよくある事なのですが、どういう訳だかしりませんが、あってはならない修正前の画像がネットに流出!!!おそらく誰かがハッキングしたと思われますが、一瞬にして世界中に真実のあれやこれがが知れ渡ってしまいました。。。
こういうのってカメラマンが責められるのでしょうか?それともレタッチャー?
マドンナが相手なんで、生きた心地がしないでしょう。気持ちお察しいたします。
まずはご自身のCDジャケットの撮影写真の流出から検証していきたいと思います。こちらはHard Candyをリリースした際のショットです。おそらくスティーブン・クライン撮影だったと思いますが、前方からソフトにディフューズした光をメインに、地面からレフで光を起こしているライティング。本来このライティングだとビューティー向きなので綺麗な肌質に撮れるんですが、スティーブン・クラインのダークな世界観からなのか、露出は暗めに設定されています。そのおかげでいろいろなシワや凹みが浮き彫りに。。。
これもHard Candyの頃のショットだと思われますが、リアル顔はかなり骨張った印象で法令線もがっつり。仕上がりのほうは顔の正面をライト方向に向ける事によって凹みの影はある程度改善されていますが、目もと口回り、そして首周辺には綺麗にレタッチが施されているようです。悪魔から聖母顔に変身。
こちらは2010年春夏のドルチェ&ガッバーナの広告でキャスティングされた時のマドンナ。もちろんマドンナは歌手だけに留まらず、女優としての顔も持っているので迫真の演技をしていますが、、、腕の血管がものすごく年を感じさせ、広告のほうではまるで何事もなかったかのようなツルリン感!お顔ももちろん全体にシャープに仕上がって肌質も持ち上げ調。52歳から32歳くらいまで若返った感じがします。カメラマンはスティーブン・クラインが担当。
広告のほうを見る限りだと、ヨガやってるからサラッと脚を持ち上げられるんだ〜と思いきや、レタッチ前のマドンナのお顔はそれなりに必死感あり。髪の毛の量なんかも増やしちゃってるみたいですね。カメラマンはスティーブン・マイゼル様がご担当です。
いい感じに肌の細かい質感出されちゃっているこの写真は、2009/10年秋冬のルイ・ヴィトンの広告。ウサギちゃんヘアーアクセで決めていますが、レタッチ前は近所の派手目なおばちゃん風でむしろ安心しました。だって右の完成写真はアゴ周りやら肌質までかなり別人度が高く、20代のモデルのようなイメージでマドンナ度がゼロ状態。ちょっと骨格修正がやり過ぎのように感じました。このシーズンの広告では、暗部が反転するソラリゼーションという技法を使っていますが、暗部の中身のレタッチも綺麗に出来ているのはさすがな感じです。服のディテールの出し方も凄まじいものがありますね。フォトグラファーは前回から引き続き、マイゼル様。
これも上の写真と同じくルイ・ヴィトンの広告。『あーん、今日もお買い物疲れちゃった〜』と聞こえてきそうなリラックス中に撮られたウッカリ顔。試し撮りの写真なのか、表情のやる気なさが笑えます。ただどうでもいいセットの中、仕上がりの極上感はさすがトップメゾンとトップアーティストのコラボ!って言える仕上がり。そしてお肌は陶器のようなツルピカ度!逆に言うとソラリゼーションって絵みたいな質感になるものだし、肌のレタッチはやり過ぎてても違和感ないのかなーって気もしました。
これはだいぶ前ですが、マックスファクターのリキッドファンデの広告でのショット。カメラマンはイネズ&ヴィノードだったと思いますが、肌のトーンを均一にし、目周りと法令線周辺の工事が盛りだくさんで行なわれている形跡あり。隙っ歯は直していないのは好感が持てますが、目の下の涙袋を消し過ぎててちょっと不思議にも見えるかもです。
マドンナはマドンナなので、イメージ重視でレタッチは大歓迎!むしろボトックス打って、修正入れて、みんなが思うマドンナ像をつくりあげてくれててプロフェッショナル。たまにこうやってレタッチ前の写真がボロボロっと出てしまうのですが、それでもまったくダメージを受けずに前向きに活動していくマドンナがやっぱり大好き。
0 件のコメント:
コメントを投稿