2013春夏 バーバリープローサム(Burberry Prorsum)メンズコレクションは、近未来にいそうなお爺ちゃんモード。もちろんモデルは若く正統派な顔立ちをした子が勢揃いし、清潔感を最大限に打ち出しているので、お爺ちゃんのための服ではないのはわかっているんですけど、今シーズンは素材の合わせが大変面白くて興味深いコレクション。幾何学調のレトロなお爺ちゃん素材に、まるで宇宙にでも飛び出してしまうくらいのメタリックカラーの異素材をスタイリングして新鮮みを出しています。
ロカビリーテイストや80年代のディスコ、そして戦後の昭和を感じる素朴さがメガミックスされ、不思議なバランス感。
こういった懐かしい系のトーンに未来系のイメージを重ねるのって、わりとモードの世界ではよく見られるのですが、ここまで超ハイと超ローの組み合わせって、ここスーシーズンの中ではどのブランドもあまり見かけなかったので面白い感じ。自分が着る事を考えたら、お爺ちゃんすぎても未来過ぎても30代には着こなすのは難しいんだけど、韓流スターや北欧系の若い子なんかは似合う気がします。
ファッションの写真撮るんだったら、かなり絵になるしこういうコーディネート大好き!だけど顔立ちもシャープで髪型も気を使ってないと、この手の服は日本人にはチンドン屋さんにみえてしまう危険性もあるかと思われます。
すたこらさっさと歩くモデルのウォ−キングに素っ気なさを感じてしまうのは、90年代に生きた証なのでしょうか?ナオミみたいにダイナミックにターンしちゃうやり過ぎ男子モデルが一人くらいいてもいいと思っちゃうんだけど。
モデルちゃん達のフレッシュさに、自分の顔が耐えられない今日この頃。
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