あまりファッション界では桜を使ったビジュアルってのは珍しいのですが、いくつか集めてみました。
まずはニック・ナイト(Nick Knight)撮影、2003年のクリスチャン・ディオールの広告ビジュアル!この当時、ここまで桜を使ったビジュアルって見た事なかったのと、ニック・ナイトと桜が結びつかなくて衝撃だった広告。そしてなんと背景が全て細かくレイアウトされた鏡のウォール!こんな鏡ばかりの状態でライティングの写り込みとかどうやったのだろうと凄く技術の高さを思い知らされた美しい写真でした。
モデルのアンジェラ(Angela Lindvall)も、軽くボンテージ入った衣装で良い動きだしています。彼女の顔ってちょっと小悪魔、ちょっと正統派、ちょっと可愛い系と、普通なんだけどちょっといい感じな要素を持ってて、息の長いモデルで活躍中。身長も180センチもあって、お顔のイメージからすると身体が大きく見栄えもある現在32歳のママモデルです。(この写真は23歳時)
鏡の写り込み、CGで消しているはずなんだけど、凄く綺麗に仕上がってて大好きかも。
そして南アフリカマリクレールの2011年12月号でもこんな綺麗な桜ビジュアルが出ていました。桜もそうなんだけど、光が凄く綺麗で効果的に小道具として使っているように思いました。12月号なんだけど、超春感漂っててものすごく清々しいイメージ。ヘアメイクに芸者の要素を入れているんだけど、あまりやり過ぎてなくていい感じにまとまっているような気がします。海外の人が芸者テイスト入れるといつも酷い事になって事件勃発するのですが、さりげなく和テイストなんだけどロマンティックにしてていい感じ。
こちらはヌメロ(NUMERO)の116号に掲載された、カミラ・アクランス(Camilla Akrans)が撮影した桜モード。この人最近人気ですよね、すごく空気感あって自分では撮れないから憧れるテイスト。ダーク部分が赤褐色になったような、カラーバランスを間違えたのかな?みたいなプリントが持ち味ですが、今回はちょっとセピアカラーで上品にまとめています。日本人だったら、桜=ピンクなんだけど、カミラ的にはあまり執着がないようで、桜色ではなくベージュっぽい色出し。
モデルのエディタ(Edita Vilkeviciute)はここ最近売れっ子モデルさんで、70年代ファッションとか猛烈に似合うクラシック顔。ニュートンの写真とかに出て来そうな骨格の綺麗なモデルさんで、まだまだ活躍が期待される1989年生まれの22歳。マート&マーカスの写真にもよくフィーチャーされてます。
日本はお花見の人が多くて、なかなかファッションの撮影を桜の前で出来ないのが難点ですが、こうやってみると桜背景のファッションフォトも新鮮でいいかも。桜は本当に幸せ気分になりますね〜。
0 件のコメント:
コメントを投稿