2012/10/06

2013 Spring/Summer ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)、シチリアスペクタクル!

2013年 Spring/Summer ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)のコレクションの素晴らしさと言ったら、、、毎度の事ですが現実逃避するにはもってこいの美しさと優雅さとファンタジー。服に夢があるって本当に素晴らしいことで、それが無くなってしまったら、全てがリアルクローズだったらと思うと、ファッションってどんなにつまらない物になってしまうのかとさえ考えてしまうくらい、今期もドルガバ気合いのコレクション。

今回は大きく三つのカテゴリー(ストライプ、プリント、ファブリック)に分かれてて、それがミックスされてプレゼンテーションされました。

 マーク・ジェイコブスにも多く見られたストライプですが、ドルガバでももの凄い量のデザインが発表されました。マークの60年代モードの雰囲気とは違って、こちらは陽気なシチリアンクラシック。トリコロールカラーを取り入れていますが、THEマリンルックになってないのもドルガバの特徴のような気がしました。モスグリーンやマスタードカラーが入ったストライプドレスは、ネオクラシック・サマードレスといった感じ。
トレンドの袖周りにゆとりのあるデザインもバランスよく、より一層、ウェストのシェイプが効いてきます。



 前回のコレクションではバロックを打ち出し、花柄も多用していましたが、今回はさらにカラフルになり、馬車や鎧を着た兵隊などの絵柄が描かれたファブリックに進化。どんな模様が来ようが絶対的にドルガバに見せているセンスが素晴らしく、いくらドギツイ配色でもヴェルサーチに見えないのが彼らの持ち味。


今回のショーでは、小麦でも入っていたかのような麻袋のような素材でドレスを提案!さらには十八番のブラックレースのドレス群にプラスαで、カゴなどに使われる藤の素材が使われ激震!!!
コルセットに編まれて登場したり、クリノリンスカートになってレースと組まれてたりと、アイディアの冴えも見事なものでした。もちろん着る人はいないにしろ、こういった遊びをショーやコレクションイメージに盛り込んで来る力量が、最近の若手にはないものなので、うっとり度数が違ってきてしまいますね。





動画でみるとその細かいディテールのこだわりがわかりますが、ストライプもただの布へのプリントかと思いきや、中にはぎっしりのビジューを乗せた物や、プリントドレスも石だかなんだかがこぼれ落ちそうなぐらいくっ付いているものも、どさくさにまぎれていました。イヤリングも個性的だし、バッグに至るまで、トータルコーディネートも完璧。

いつも思うけど、金さえあればドルガバ毎シーズン買い込んでみたいです。レディースの服に関しては、コレクションして飾っておきたいくらい、芸術品の域に達している勢いに脱帽!

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