2012/04/19

VOGUE Italia 2009年7月号 豪華絢爛スーパーヘアーのスーパーモデル!

ちょっと前のビジュアルですけど、、、2009年7月号のイタリアンヴォーグで、マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が撮影したスパモのヘアーが素晴らしく綺麗!90年代に活躍したスーパーモデルをキャスティングし、シンプルなライティングで濃厚に撮っています。

まずはマリリン・モンローの再来として90年代初期にデビューしたエヴァ・へルズィゴバ(Eva Herzigova)は、当時のでっぷりしたあばずれ感は姿を消し、すっかりスリムになって気品ある余裕の笑顔。この手のブロンドって安っぽく見えがちなんだけど、経験値がアップしているせいか、むしろ神々しさが出て来ちゃっています。髪の毛で片目を隠す手法は、あまり顔の良くないモデルにやると効果的なんだけど、エヴァクラスでやちゃったもんだから芸術品レベルまでクオリティーを上げている感じ。


外でヘアメイクしているところをパパラッチされてしまい、実は長年のエクステンション歴のせいでほとんど地毛が残っておらず、坊主に近い状態だと言う事が発覚してしまったナオミ様(Naomi Campbell)。なもんで、こういうファッションビジュアルも全てウィッグを用いての撮影だと思われますが、そう考えると生え際の馴染ませ方なんかはヘアスタイリストの腕前が見てわかる通り極上レベル!ごわごわした肌質も、程よいレタッチ加減で消しすぎず残しすぎずで、個人的には好みのレタッチ具合。どんな黒人モデルが出てこようと、一発でナオミはナオミってわかるって、本当に凄い事だと思います。


好き過ぎてブログに載せるのが怖かったクリスティー・ターリントン(Christy Turlington)は、もうクレオパトラ以上の美貌を備え、メトロポリタン美術館のマネキンの顔にも選ばれた理由が納得出来過ぎるフォルム!完璧なんです、この人は。本来、美人さんってある意味退屈だったりして、ファッションフォトではコンサバになり過ぎて似合わなかったり、モードメイクがハマらなかったりするんですけど、クリスティに関しては例外。こんな超ど級な美人さんだってのに、アート寄りなメイクも難なくこなし、尊敬を超え神の域。今回はだいぶクラシックに整えられて、魅力倍増です。そしてこの髪のツヤの出し方とウェーブの完成度が素晴らしく、日本のヘアさんでここまで出来る人って本当に少ないので、世界で活躍するアーティストさんの力量を感じました。


Vogue Italia, July 2009
Photography by Mario Sorrenti
Fashion Editor - George Cortina
Make up by Tom Pecheux

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