2012/03/11

LOVE Magazine No.7 『THE ORIGIN OF MONSTERS』

LOVE Magazineの7号で 『THE ORIGIN OF MONSTERS』と題したストーリーをイギリスのフォトグラファー、ティム・ウォーカー(Tim Walker)が撮りおろし。モデルはスーパーモデルブームの頃よりも大活躍な大御所モデル、クリステン・マクメナミー(Kristen McMenamy)。ソフティスケイトされたビジュアルトーンながら、怖ささえ感じる壮絶な内容とのミスマッチ感が最高です。

ティム・ウォーカーの写真の多くは、特殊な建て込みや美術がふんだんに使われる事でも有名ですが、今回は題名通りにモンスターが続々登場。トップページからクモのお化けがクリステンを狙っています。復活してからのクリステンは白髪のロングヘアをキープしているんですが、むしろクモよりも存在感が勝っているのがさすが!


ポートレート的なこの二枚のカットはワカメちゃんよりも刈り込んだお椀ヘアーでメイクもほぼそのまま状態。眉毛もそり落とされてクリステンの強さマックス。骨格が本当に素晴らしく、アイホールの深さもあるので、こういった陰影の強いライティングではさらに美しさを増すような気がします。


内股素っ裸でゴールドの服を巻き込むと言う日本のファッション雑誌では絶対にあり得ない斬新な見せ方。40歳をとっくに超えているクリステンのボディーも綺麗だなと思いつつ、いるだけでファッションになってしまうのはさすがの一言。


ティム・ウォーカー自身のディレクションよりも、じわじわとクリステンの過剰な演出が目立って来た写真。 昔カール・ラガーフェルドのショウを見に行った時にクリステンが出ていたのですが、動きが凄まじく個性的で他のモデルを圧倒し、演出の人に注意されていたのを思い出しました。


蛾になったクリステンは壁に張り付き調。。。こっちを見ているカットはホラー映画さながらな怖さを出しています。


このポートレート、凄くいい!クリステンの良いとこがいっぱい詰まっててかっこいいです。蜘蛛の巣を片目に配置するあたりもかなり憎い演出で素敵。どんなスタイリングでも着こなして1つの絵にしてしまうのも、クリステンの力量って感じ。


こんなサイズの虫がいたら、絶対気絶してしまう勢いですが、クリステンは女戦士となって戦っております。ハチはかなり危険度高め〜。


クリステンの戦士系フォトはなんどか過去にもみた事ありますが、かっこいいスタイリングだからかっこ良く強いライトで撮るのではなく、あくまでティム・ウォーカーの自然光を生かしたナチュラルなトーンで見せているのがいい味だしているように感じます。


最後はお疲れで呆然とたたずむクリステン。もはや女性か男性かさえもわからない状態でパンチラも眼中になし状態。こんな47歳のお母さん、なんだかかっこいい〜!!!

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