NFL選手であり、億万長者スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)の旦那でもあるトム・ブレイディ(Tom Brady)。Vman最新の27号では、ドーベルマンと共に吠えまくる衝撃ショットで表紙を飾っています。
カメラマンはマリオ・テスティーノ(Mario Testino)、スタイリングにカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)の鉄板黄金コンビなのでそのクオリティは流石の出来栄え!高級スーツのサンプルを犬に噛ませるというアプローチは、日本では絶対却下になるアイディアだけど、文句言わせないカリーヌの肝っ玉の座りっぷりを実感しました。
それにしてもフットボール選手でこのイケメン度数は違反ではないかとおもうくらい、スタイリッシュなスーツが似合ってて本当に美しい。彫りが深いだけで影の落ち方が綺麗に見えるので素敵に見えがちなんだけど、ヴェルサーチとかにも出れてしまうようなモデル風味な出で立ちで非の打ち所がないですね。身長も193センチあるそうで、肩から腰にかけてのボディーフォルムに添ったスーツのラインが、トルソー以上にセクシー感を出しています。フォーブス誌が選んだセレブカップルのトップに君臨し、2010年の世帯年収は7,500万ドル(60億円)と言うんだから言葉も出ません。
デヴィッド・ベッカム、クリスチアーノ・ロナウドに続くモデル対応型スポーツ選手!
写真に関してはシンプルなライティングですが、極上スーツの美しい質感を難なく表現出来ているのはテスティーノのキャリアがなせる技。メンズを撮る時には男っぽさも表現できるので、多灯ライティングより潔くって好き。
撮影現場、本気で吠えているし、噛んでいますね(笑)脚長〜い!
About fashion photographs, beauty, supermodels,a high fashion trend and the Hollywood gossip.
2012/08/27
2012/08/19
Wマガジン2012年9月号 驚愕のコスプレ『SUPER LINDA』by Steven Klein
2012年9月号掲載の驚き企画、47歳現役スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)が、まるでヒーローコスプレの様なスタイリングで誌面に登場。そのタイトル『SUPER LINDA』に現れているようにマントを這おい、強烈なテクスチャーのウィッグを装着し、人間を超えたビジュアルに変身。現在公開中の映画アベンジャーズにひっかけているのか、SMチックなボンテージファッション連打でアメコミテイストをシュールに演じきっています。こういうホラーテイストをやらせたら天才的才能を発揮するスティーブン・クライン(Steven Klein)がシューティング!
リンダはモデルとしてカメラマンの注文に答えるのがこの上ない喜びに感じているよう。本当にクリエイティブを愛していて、どのようなイメージにもなる事のできる自信も備えやる気みなぎる表情にうっとり。見ている方がどんどん吸い込まれ、ドロンジョ様もびっくり。
リンダって今まであまり胸を出しているビジュアルって見た事なかったんだけど、今回はラテックス越しですがヌード感あり。ただクラウディアやシンディーが胸出したときのような、男子悩殺なフェロモンを一切出してこないのもリンダの特徴で、むしろそのお陰でこういったストイックなモードの世界を上手く表現出来ているのではないかと思いました。
ラテックスの衣装の多くは日本人デザイナーATUKO KUDOさんのデザインしたもの。最近はGAGA様が着ていたりと話題のデザイナーさんですが、ただSM的な素材だったラテックスをモードに見立てているセンスは素晴らしいと思います。
写真は大好きなカメラマン、スティーブン・クラインですが、最近やけにCGっぽいというか、版画みたいな質感にしてしまう事が多かったんですが、今回のはギリギリ写真感が残っていて好きなトーン。リンダの輪郭やボディーラインのお直しは緻密に行なわれていますが、企画が企画なのでこれくらいはOKかと思われます。ちなみに角田がヒーローや吸血鬼になったシリーズはこちら。ボディーのお直しは必須です。
それにしても、リンダってスティーブン・クラインと、スティーブン・マイゼルに愛されていますね。カメラマンとモデルが長い間飽きずにセッションしているって、とても素敵な関係。
リンダって今まであまり胸を出しているビジュアルって見た事なかったんだけど、今回はラテックス越しですがヌード感あり。ただクラウディアやシンディーが胸出したときのような、男子悩殺なフェロモンを一切出してこないのもリンダの特徴で、むしろそのお陰でこういったストイックなモードの世界を上手く表現出来ているのではないかと思いました。
ラテックスの衣装の多くは日本人デザイナーATUKO KUDOさんのデザインしたもの。最近はGAGA様が着ていたりと話題のデザイナーさんですが、ただSM的な素材だったラテックスをモードに見立てているセンスは素晴らしいと思います。
写真は大好きなカメラマン、スティーブン・クラインですが、最近やけにCGっぽいというか、版画みたいな質感にしてしまう事が多かったんですが、今回のはギリギリ写真感が残っていて好きなトーン。リンダの輪郭やボディーラインのお直しは緻密に行なわれていますが、企画が企画なのでこれくらいはOKかと思われます。ちなみに角田がヒーローや吸血鬼になったシリーズはこちら。ボディーのお直しは必須です。
それにしても、リンダってスティーブン・クラインと、スティーブン・マイゼルに愛されていますね。カメラマンとモデルが長い間飽きずにセッションしているって、とても素敵な関係。
2012/08/16
US VOGUE2012年9月号表紙巻頭は『Dream Girl 』Lady GAGA!
毎年9月号はどの雑誌も広告が入るので気合いの超特大号となっているため、特にカバーに抜擢される人物は美しくパワーがあって、読者の購買意欲を誘うような人をキャスティング。今回編集長のアナ・ウィンターのお目にかかったのが、今回ヴォーグのカバーは二回目の登場となるレディー・ガガ!(以前は2011年5月号)
ガガ様、オフショットの動きがとってもチャーミング!!!これぞ世界を魅了するスーパーアーティストの表現力!!!本業が歌手だって、トップスターはここまでモデルクラスに動いて協力的。彼女を見ていると、アバンギャルドとエレガンスって紙一重な感じがしました。英国のキャサリン妃がマックイーン着こなしてる逆バージョンのような・・・。
カバーで着用しているマーク・ジェイコブスのドレスは、2012/13秋冬のコレクション見直しても膝下レングスのブラックタイプしかなかったので、ヴォーグのこの特集のために特注されたものかと思われます。
全てがガガ様のために誂えられたスペシャルなクリエイションに脱帽。
ブロンドのライオン丸ヘアーをなびかせ、まるでバレリーナのように背筋を伸ばしてポージング。フューシャピンクのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のドレスを隙間なくボディフィットさせ、ドリームガール君臨!!!
ガガ様の顔ってメイクとスタイリングによって品が出て来るタイプで、特にアイホールをエレガントに仕上げると貴族のような高貴な雰囲気が出るように思います。CGによるボディシェイプの効果が誇張され過ぎに思いましたが、演出の一貫なのでむしろこの場合では有りだと思われます。メイクは気をてらった色使いや誇張したライン使いはなく、本人の顔のディテールがよく見えてきますが、鼻や口元は決して美人企画ではないものの、トータルでもの凄い力強さと醸し出すエレガンスは超上級クラス。
フォトグラファーデュオ、マート&マーカス(Mert&Marcs)によるシューティングは、終始板で扇いだり、ファンを使って風を起こし髪の毛をなびかせていましたが、グラフィカルな写真の中にちょっとしたディテールの動きが感じられて面白いアクセントとなっているようです。
グレーバックって永遠〜
ガガ様、オフショットの動きがとってもチャーミング!!!これぞ世界を魅了するスーパーアーティストの表現力!!!本業が歌手だって、トップスターはここまでモデルクラスに動いて協力的。彼女を見ていると、アバンギャルドとエレガンスって紙一重な感じがしました。英国のキャサリン妃がマックイーン着こなしてる逆バージョンのような・・・。
全てがガガ様のために誂えられたスペシャルなクリエイションに脱帽。
2012/08/13
UK VOGUE掲載。エリザベス女王はレインボークイーン!
今年86歳になった英国のエリザベス女王。即位60周年の今年はいろいろイギリスブームで湧いていますが、UKのヴォーグ誌がアウトフィットの見事なカラーチャートを作成!この写真はTwitterやFacebookでも回っていましたが、実によく出来ていると思います。写真のセレクトからグラフィカルな構成に至るまで、デザイナーがかなり頑張って作ったチャートに拍手!
この人のお顔は、超美人タイプではないので、お婆ちゃんになってからの方が可愛く見えます。そしてこの年齢でひるむ事なくパステルカラーを多用して着こなしているのが本当に素晴らしい。あまりカラーコーディネートなどはせず、決めたカラー一色でまとめる事がほとんどですが、ある意味それも個性となって良い味出しています。パステルピンクやミントグリーンの着こなしは本当に可愛いですね。
是非、皇后美智子様のお着物チャートも見てみたい感じ。
グッチプレミア(Gucci Premiere)の香水キャンペーンに、ブレイク・ライブリー(Blake Lively)がキャスティング!
グッチ(Gucci)のオートクチュールラインとも言うべきグッチ・プレミア(Gucci Premiere)の初めてのフレグランスキャンペーンに、ゴシップガールで一躍スターガールとなっているブレイク・ライブリー(Blake Lively)がキャスティング。役柄でファッショナブルな印象のある彼女、グッチのゴールドドレスも難なく着用し、緩やかに巻いたエレガントなヘアーで超ゴージャスレディになりきり。身長も高くモードが着こなせるだけあってその貫禄はただ者ではないブレイク・ライブリー。ニコール・キッドマンやキャメロン・ディアス世代とはまったくもって違った新世代のフレッシュさや軽やかさも表現していました。
グッチグループを傘下におくPPRのオーナー、フランソワ・ピノー氏の奥様でもある女優のセルマ・ハエックあたりを間違えてキャスティングしなかったのはデザイナーのフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)の素晴らしい判断のように思いました。デザイナーのフリーダ曰く、『ハリウッド黄金期の時代を超えたグラマラスさにインスパイアされた香水』なんだそうです。
砂漠調な場所でのローケーションでの巨大扇風機使いや、ゴールドキラメくドレスのセレクトなどで、これでダンシングしちゃったらビヨンセになってしまうけど、さすがグッチは隙無くどんな動きもエレガント漂う仕上がりに。見てる方もプレミアの世界観に酔いしれてしまう感じ。体のフォルムが嫌が上でも目立ってしまうドレスですが、ブレイク・ライブリーが素敵に着こなし、高級感損なわずに見事なCMとなっていました。
グッチグループを傘下におくPPRのオーナー、フランソワ・ピノー氏の奥様でもある女優のセルマ・ハエックあたりを間違えてキャスティングしなかったのはデザイナーのフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)の素晴らしい判断のように思いました。デザイナーのフリーダ曰く、『ハリウッド黄金期の時代を超えたグラマラスさにインスパイアされた香水』なんだそうです。
この極上に美しくリッチ&ゴージャスな写真は、今シーズンも衰えを見せないマート&マーカス(Mert&Marcs)のコンビによるもの。グッチのメイン広告も数シーズン彼らが撮っているので納得のキャスティング。
なかなかこういったガラスのあるシチュエーションでの撮影は難易度高く、思ったように写り込みが出なかったり、逆に写って欲しくないスタッフやライティング機材が目立ってしまったりするんですけど、さすがのクオリティ。マドンナの香水、Truth Or Dareでも同じように写り込みプレイをしていたので、マート&マーカス的にはブームなのかもしれないですね。
砂漠調な場所でのローケーションでの巨大扇風機使いや、ゴールドキラメくドレスのセレクトなどで、これでダンシングしちゃったらビヨンセになってしまうけど、さすがグッチは隙無くどんな動きもエレガント漂う仕上がりに。見てる方もプレミアの世界観に酔いしれてしまう感じ。体のフォルムが嫌が上でも目立ってしまうドレスですが、ブレイク・ライブリーが素敵に着こなし、高級感損なわずに見事なCMとなっていました。
2012/08/05
VOGUE UK SEP 2012 イギリス出身スターモデル勢揃い!金の競演『Madas Touch』
VOGUEイギリス版9月号のファッション特集『Midas Touch』では、イギリス出身のスーパーモデルが勢揃いし、オリンピックにちなんでイギリススターデザイナーによるゴールドの衣装をまとって美の競演!写真はこれまたイギリス出身スターカメラマン、ニック・ナイト(Nick Knight)によるクール&ゴージャスなビジュアルです!
トップバッターは30代にしてすでに伝説のモデルとなっているケイト・モス(Kate Moss)。デコルテ部分の大きく開いたマーメイド調のマックイーンドレス(Alexander McQueen)で優雅にハワイアンダンス。最近パパラッチなどで見るケイトはだいぶ重力に素直に従い、垂れまくり。そして広告では20代の頃のように輪郭を修正されてしまうので現実との差がかなり大きくなってきているのですが、このビジュアルは程よく入れた修正感で好感が持てる範囲。おばちゃん感が適度に感じられてアラフォーっぽくて良いです。
こちらもモデル歴が相当長く、定期的にカムバックして人気度の高いステラ・テナント(Stella Tennant)。4人の子持ちとは思えないスレンダーな体と、40代になってもボーイッシュな魅力は衰える事を知らないようで、バーバリーのゴールデンパンツスーツを難なく着こなしています。パンクな髪型もナイス。故ダイアナ妃のいとことしても有名ですが、エレガンスもパンクもフェミニンもボーイッシュもイケる表現能力の幅には毎度脱帽です。
フェアリー系モデルのリリー・コール(Lily Cole)はまさに天使のように軽やかにジャンプ。ゴールド刺繍がいっぱいのホワイトワンピはERDEMの作品。
そして右のカレン・エルソン(Karen Elson)は70年代の大女優のような貫禄で、難易度高いポージング。相変わらず眉毛のないしっかりめのメイクに巻き髪って、ニュートンの写真に出てくるモデルの様で個人的に凄く好き。手前が短く後ろが長いドレスはバーバリー(Burberry)のもの。本人は歌手活動に意欲的ですが、まだまだファッション界が飽きる事ない魅力がいっぱい。
リリー・ドナルドソン(Lily Donaldson)はイギリスパンクファッションの老舗であるヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)のボリュームたっぷりの黄金ドレスで大回転!髪の毛の無造作に広がる動きと、ゴールドの美し過ぎる光沢が相反し、大変優雅で素敵なショット。
なかなか正統派の黒人モデルが 出てこなかったファッション業界ですが、久々のブラックモデルのスター、ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)もキャスティング。そして相方にメンズトップモデルのデヴィッド・ガンディ(David Gandy)様。ナオミ・キャンベル以降、ビューティータイプの黒人モデルってなかなか出てこなかったと思っているんですが、ジョーダンのお顔はまさにブラックビューティーと言える大変美しいお顔立ち。ボディラインもナオミの美しさとはまた違った、現代的なスレンダーパーフェクトボディで大注目株です。ドレスはジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)の白×金のツートーンドレス。
競演のデビッド・ガンディ(David Gandy)様はドルガバの広告でお馴染みですけど、この人の場合は、服着るよりも裸の方が魅力的かもですね。スーツは日本人にも大変なじみの深いポール・スミス(Paul Smith)。
右はミック・ジャガーと、70年代に活躍したモデルのジュリー・ホールの娘であるメイ・ジャガー(Georgia May Jagger)。ここ最近は大変人気で隙っ歯系モデルの現代版として広告や雑誌カバーもこなすほどに。そして超合金なみに頑丈そうな黄金ドレスは、なんとヴィクトリア・ベッカム(Victoria beckham)!ビクトリアのブランドが、そうそうたるイギリスブランドの中に入っているのが大変興味深く、世の中的にかなり認められているという事だと思われます。
最後は待ってましたのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)様が堂々君臨!!!まるで聖火ランナーのごとく、髪も服も風を受けているポージング。黒人の人が着るゴールドってのは凄く好きなんですけど、この人が着るとさらに神々しさがまして別格な存在に。マックイーンのドレスもナオミのために作られたかのようなジャストフィットで、肌ツヤ、表情とともに完璧。
そして忘れてはならない今回のフォトグラファー、ニック・ナイト(Nick Knight)様。このシンプルなシチュエーションのなかで、難易度の高いゴールド衣装のディテールや輝きを最大限にまで引き出し、モデルとともに服を良く見せているのはさすがの腕前!ゴールドって光のあて方次第では、真っ黒になってしまうので難しいんだけど、ステラのパンツスーツ、リリー・ドナルドソンのヴィヴィアンあたりの質感はもの凄く綺麗で大尊敬。イギリス出身アーティストの競演、品格素晴らしくどれも神々しかったです。
トップバッターは30代にしてすでに伝説のモデルとなっているケイト・モス(Kate Moss)。デコルテ部分の大きく開いたマーメイド調のマックイーンドレス(Alexander McQueen)で優雅にハワイアンダンス。最近パパラッチなどで見るケイトはだいぶ重力に素直に従い、垂れまくり。そして広告では20代の頃のように輪郭を修正されてしまうので現実との差がかなり大きくなってきているのですが、このビジュアルは程よく入れた修正感で好感が持てる範囲。おばちゃん感が適度に感じられてアラフォーっぽくて良いです。
こちらもモデル歴が相当長く、定期的にカムバックして人気度の高いステラ・テナント(Stella Tennant)。4人の子持ちとは思えないスレンダーな体と、40代になってもボーイッシュな魅力は衰える事を知らないようで、バーバリーのゴールデンパンツスーツを難なく着こなしています。パンクな髪型もナイス。故ダイアナ妃のいとことしても有名ですが、エレガンスもパンクもフェミニンもボーイッシュもイケる表現能力の幅には毎度脱帽です。
フェアリー系モデルのリリー・コール(Lily Cole)はまさに天使のように軽やかにジャンプ。ゴールド刺繍がいっぱいのホワイトワンピはERDEMの作品。
そして右のカレン・エルソン(Karen Elson)は70年代の大女優のような貫禄で、難易度高いポージング。相変わらず眉毛のないしっかりめのメイクに巻き髪って、ニュートンの写真に出てくるモデルの様で個人的に凄く好き。手前が短く後ろが長いドレスはバーバリー(Burberry)のもの。本人は歌手活動に意欲的ですが、まだまだファッション界が飽きる事ない魅力がいっぱい。
リリー・ドナルドソン(Lily Donaldson)はイギリスパンクファッションの老舗であるヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)のボリュームたっぷりの黄金ドレスで大回転!髪の毛の無造作に広がる動きと、ゴールドの美し過ぎる光沢が相反し、大変優雅で素敵なショット。
なかなか正統派の黒人モデルが 出てこなかったファッション業界ですが、久々のブラックモデルのスター、ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)もキャスティング。そして相方にメンズトップモデルのデヴィッド・ガンディ(David Gandy)様。ナオミ・キャンベル以降、ビューティータイプの黒人モデルってなかなか出てこなかったと思っているんですが、ジョーダンのお顔はまさにブラックビューティーと言える大変美しいお顔立ち。ボディラインもナオミの美しさとはまた違った、現代的なスレンダーパーフェクトボディで大注目株です。ドレスはジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)の白×金のツートーンドレス。
競演のデビッド・ガンディ(David Gandy)様はドルガバの広告でお馴染みですけど、この人の場合は、服着るよりも裸の方が魅力的かもですね。スーツは日本人にも大変なじみの深いポール・スミス(Paul Smith)。
右はミック・ジャガーと、70年代に活躍したモデルのジュリー・ホールの娘であるメイ・ジャガー(Georgia May Jagger)。ここ最近は大変人気で隙っ歯系モデルの現代版として広告や雑誌カバーもこなすほどに。そして超合金なみに頑丈そうな黄金ドレスは、なんとヴィクトリア・ベッカム(Victoria beckham)!ビクトリアのブランドが、そうそうたるイギリスブランドの中に入っているのが大変興味深く、世の中的にかなり認められているという事だと思われます。
最後は待ってましたのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)様が堂々君臨!!!まるで聖火ランナーのごとく、髪も服も風を受けているポージング。黒人の人が着るゴールドってのは凄く好きなんですけど、この人が着るとさらに神々しさがまして別格な存在に。マックイーンのドレスもナオミのために作られたかのようなジャストフィットで、肌ツヤ、表情とともに完璧。
そして忘れてはならない今回のフォトグラファー、ニック・ナイト(Nick Knight)様。このシンプルなシチュエーションのなかで、難易度の高いゴールド衣装のディテールや輝きを最大限にまで引き出し、モデルとともに服を良く見せているのはさすがの腕前!ゴールドって光のあて方次第では、真っ黒になってしまうので難しいんだけど、ステラのパンツスーツ、リリー・ドナルドソンのヴィヴィアンあたりの質感はもの凄く綺麗で大尊敬。イギリス出身アーティストの競演、品格素晴らしくどれも神々しかったです。